動力が違う?機械式時計の仕組み

機械式ならではのこだわりのムーブメント

腕時計は大きく分けてクオーツ式と機械式に分類されますが、利用している人の中にはこれらの違いについて理解していない人も少なくありません。クオーツと機械式の大きな違いは動力源で、クオーツ式が電池で作動しているのに対して、機械式はゼンマイを動力にして作動しています。時計によって若干の違いはありますが、コマのような形のゼンマイが1秒間に数回のペースで規則正しく回転運動を行うことで時計の針が動く仕組みです。ゼンマイによる力強いトルクによって大きな針でも動かすことができるのも機械式ならではの特徴と言えます。機械式時計は手巻きと自動巻きの2種類に分けられていて、手巻きは定期的に巻かなければいけませんが自動巻きはこの手間を必要としません。

機械式時計が持つ魅力と味わい

クオーツ式時計が比較的シンプルな構造なのに対して、機械式時計は数百にも及ぶパーツの組み合わせによる複雑な機構になっているのが特徴です。小宇宙と称されることもあるメカニカルかつこだわりの構造が機械式ならではの魅力と言えます。腕時計を単純に時間を知るためのアイテムとしてだけでなく、ファッションアイテムとしてこだわりを強く持つ人達に多く愛されているのはこれが理由です。機械式は手作業によるパーツの組み合わせで作られているため、修理がしやすく大事に使えば何十年と使い続けることもできます。骨董品としての価値の高さはもちろん、親子で受け継いで使うことができるコレクション性の高さも機械式時計が持つ魅力の一つです。